信州麻プロジェクト協議会(会長:風間俊宣:前鬼無里村村長)は、1月31日(土)、〜2月2日(月)まで、長野市鬼無里の鬼無里ふるさと資料館及びその周辺で、「鬼無里・畳糸復元教室」を開催します。
鬼無里地域で昔から栽培されてきた麻を復活するために、かつて使われてきた畳糸の伝統技術の継承活動を昨年から取り組んでいる。今年は、鬼無里小学校の総合学習の時間で小学4年生から6年生が地元の方の指導を受けて麻の原料から畳糸をつくることに挑戦している。
31日(土)8時30分から、これまでに製作した麻糸に撚りをかける「麻撚り(おより)」、2本の麻糸を合わせる「糸合わせ」を実施し、翌1日の早朝6時から雪の上で糸を晒す「寒晒(かんざらし)」を実施する。また、2月2日(月)には、早朝8時30分から雪の上で麻糸を晒す「寒晒(かんざらし)」を鬼無里小学校の生徒とPATも参加して、一連の作業を行う。
寒晒は、麻糸を雪の上で晒すことによって、撚りが戻らずに強い糸をつくることができ、紫外線や雪の上で発生したオゾンの効果で白くして見た目をよくする効果があるという。また、雪の晒す条件としてマイナス10度以下の気温がよいと言われている。かつて、鬼無里で生産がさかんであった頃は、この糸のことを「凍り糸」というブランド名で、全国の畳に使われていた。
この企画は、横浜市に住むエコロジー畳職人、植田昇氏から提案されたもので、鬼無里の麻糸製造技術の保存及び伝承に向けた具体的な取り組みの実施している。昨年10月から麻の原材料から麻煮、麻はぎ、麻ひき、麻糸をつくり、雪晒しまでの一連の工程を実施し、製作した畳糸で、東京オリンピック(1964年)に採用された自然素材100%の幻の柔道畳の復元をする。
2012年のロンドンオリンピックに向けて、50畳(柔道場の1面に相当)製作することを目標とし、信州麻プロジェクト協議会では、柔道創設者の嘉納治五郎の開発した柔道畳に美麻村の麻糸が使われていた事実もあり、鬼無里と美麻と一緒に連携して必要量を製作する予定である。
★目的 柔道畳50畳を復元した後に、世界の子供達へ柔道教室を開く計画。
本企画は、長野県の地域発元気づくり支援金も得ており、長野県内外の麻糸や麻織物に関心のある人なら、一般参加可能なイベントです。
「鬼無里・畳糸復元教室」
第1回 9月29日(月)、30日(火) 麻煮、麻はぎ、麻かき
第2回 11月18日(火) 麻績み
第3回 2月2日(月) 麻撚り、糸合わせ、雪の上で寒晒し → 今回はこれを実施。
<企画内容>
●1月31日(土)
8:30〜16:00 麻撚り、糸合わせ(場所:鬼無里ふるさと資料館・交流室)
17:00〜18:00 畳職人・植田氏による柔道畳のお話 (場所:山城屋旅館)
18:00〜 交流会(参加費は別途必要)
●2月1日(日)
6:00〜7:00 寒晒し(場所:風間氏の家の周辺の田んぼを予定)
7:00〜8:00 朝食(各自)
8:30〜16:00 寒晒し取り入れ作業、ヤジメ作業
●2月2日(月)糸撚り、糸合わせ、
8:30〜 寒晒、麻撚り、糸合わせなどの体験
この日は鬼無里小学校の総合学習の時間の授業の一環として実施しています
主催:信州麻プロジェクト協議会
協力:いろは堂、鬼無里ふるさと資料館、美麻商工会、柔道畳復元プロジェクト
美麻地域づくり会議
助成:地域発元気づくり支援金
<お問い合わせ> 信州麻プロジェクト協議会 (宿泊、移動経路についてもご相談下さい)
〒381-4301 長野県長野市鬼無里12078-3
Tel/Fax 026-256-2485(風間) 携帯:090-2740-4327(赤星)
メール akahoshi@sea.plala.or.jp
お問い合わせ担当:赤星
伝統柔道畳 プロジェクト 植田 昇 japanjudo-@judotatami.jp
〒246-0013 神奈川県横浜市瀬谷区相沢7-8-8
http://judotatami.jp/(HP開催予定) 以前までの内容↓http://ansin-t.jp/p7.htm.ryukyu.hatake.munouyaku2005.zudou.htm
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